ゴマシジミ

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北海道、本州、九州に生息していますが、いずれの産地でも非常に局地的です。その理由は独特な食性によるものです。食草はバラ科のワレモコウ、ナガボノシロワレモコウですが、これを食べるのは3令までで、4令になると地面に降り、クシケアリに運ばれて巣の中でアリの幼虫や卵を食べる肉食に変わります。アリが幼虫や卵を食べられるのにゴマシジミの幼虫を巣の中に入れるのは、蜜腺から出る蜜が欲しいからです。このような草原が極端に減っているため、ゴマシジミ自体も激減しており、絶滅した発生地もかなり多くなっています。発生は年一回8月頃です。見た目の雌雄の違いはありませんが、地域変異、個体変異が激しく、いくつもの亜種に分かれています。

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エゾクシケアリ
ゴマシジミ幼虫は、エゾクシケアリに甘露を与え、巣の内部へと運ばせます。そこでアリ幼虫を餌にして成長します。

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2024/08/25撮影

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